検査について
インフルエンザの感染診断について
富士フィルム社「IMMUNO AG1」
この機械は従来のインフルエンザ検査キットの約100倍の感度があるため、これまで診断が困難であった感染初期のインフルエンザの早期診断が可能となりました。
従来のインフルエンザ検査キットで診断するにはウイルスの増殖が必要で、ウイルスが増加し診断が可能となるまでにインフルエンザ発症後約8~12時間の経過が必要となっていました。
この診断装置の場合、インフルエンザウイルスに付けた目印を大きくし診断するため、インフルエンザウイルスが微量な感染初期の段階でも診断可能となりました。
これによりインフルエンザ発症後約4.5時間でもインフルエンザの診断が可能です。
インフルエンザ陽性診断は最大で約6時間早まることもあります。
インフルエンザの早期診断・早期治療に結びつけましょう。
胃カメラ
当院では最新のレーザー光源を搭載した内視鏡システムにより早期発見・内視鏡診断を行っております。
鼻からカメラを挿入するため、口からの挿入に比べ喉の反射が少なく楽に検査が受けられます。また、心拍数や血圧などの循環動態や呼吸状態に対する負担が少ないため身体に優しく、検査中に会話が可能なことから緊張せずに受けることが可能です。
超音波検査
頸動脈エコー
頸動脈は動脈硬化の好発部位です。頸動脈エコーにより頸動脈の動脈硬化を評価することは、全身の動脈硬化の進行を把握するための有用な検査です。
特に高血圧・糖尿病・高脂血症・喫煙習慣など動脈硬化の危険因子に起因する生活習慣病を有する方には有用です。
腹部エコー
腹部症状のある方や採血で肝機能障害、腎機能障害や尿検査の異常の原因検索や診断に有用です。
生活習慣病の方の肝臓、腎臓や膵臓などの内臓の評価は大切です。
骨密度検査
骨がもろくなっているかどうかを知る指標が骨密度です。
骨粗鬆症は加齢などによって骨がスカスカになり骨折の危険が高まる病気です。
60歳代の女性では約5人に1人、70歳代の女性では3人に1人が骨粗鬆症といわれています。
早期に発見し治療を開始することで骨折を予防しましょう。
血管年齢(ABI検査・PWV検査)
四肢の血圧を同時に測定することで、動脈硬化の程度を数値化します。
血管の変化は臓器障害の始まりです。御自身の血管の状態を確認し、脳卒中、心疾患、末梢動脈疾患などの予防に努めましょう。血管年齢を若返らせるためには、禁煙・適度な運動・食生活の改善が重要です。
ピロリ菌検査
ピロリ菌はおよそ5歳までに感染し、その後長年にわたり胃粘膜に対し炎症を引き起こします。その結果、胃粘膜は萎縮性胃炎となり、ある種の胃癌発症の危険が増していきます。つまり、ピロリ菌感染は胃癌の発症に大きく関係しています。
できるだけ萎縮性胃炎が進行していない段階でピロリ菌を除菌することで、将来の胃癌リスクを大幅に下げることが可能です。